六万両の春の曙

毎年、この狂歌を思い出すんだけど、粋だわねぇ。

一刻を千金づつにしめあげて六万両の春の曙  大田蜀山人

北宋の蘇軾の「春夜」が元ネタだけど、江戸の粋を纏うと、櫻が艶やかになる。

花はまだ、散らないねぇ。

江戸の春。散るならぱっと散るのが江戸の粋。