蝉しぐれ・・・でございますね。
シュナーズを連れてお散歩へ。涼しいうちじゃないと、熱中症になってまうわ。
足元は蝉がはい出した後で穴だらけ。蝉の生活空間の上を散歩してる。
7月29日に大屋さまからラインがあって。この子↑蝉君。
大屋さまのおうちの駐車場になぜか蝉の幼虫が。道を挟んだあたしの家の庭までたどりつけそうにないから、うちの木に運んでおいた、事後承諾ですまないというような内容だった。
大屋さまらしいな・・・って思った。
蝉は3年から17年の間土にいるそうだ。あたしが父から習ったのは「七年間」土にいるから、捕まえちゃいけないよ・・・と。
落ちて飛べないものいついては、西瓜とかをあげて虫かごに入れていた。羽がたいていやられていて飛べない。
もし、子供がいて、子供と一緒に蝉を取るのなら、いつもより早く起きるか、夜中に蝉を探して「羽化(うか)」するところを一緒にみてから、虫取りをしてほしい。
一度でいい。「羽化(うか)」するところを観てほしい。あなたがたが捕まえているものは「命」です。捕まえるのは構わない。何年もの間、土の中にいて、地上で生きられるのは「一週間」足らずだということも、しっかり子供に教えてほしい。英語を覚えさせる余裕があるのなら、きちんと「国語」を学ばせた上で、「命とは何か」を教えてあげてほしい。英語で親が「命」の大切さを説明できるのなら別だけど。だいたい子供に英語教育を・・・・という親は「羽化」すら読めない。「うか」です。
うちの庭にレスキューされた蝉君は、背中も割れて羽化寸前、蟻にたかられて儚くなりました。大屋さまが心配して夜に様子を見に行ったら、亡くなってたそうです。
羽化したばかりの蝉の羽は透明で、朝日に浴びてキラキラしてます。
もし、蝉を捕まえるというのなら「羽化」するところからみてほしい。
蝉しぐれの中、そんなことを思う。