馬は走ることが好きなのか

馬は走ることが好きなのか・・・

強制されたり、矯正されたりして走ることは好きじゃないわな。

「サラブレッド」って「純血種」のいい表現として使われるけど、実際は「病気の分野」でも「サラブレッド」だという皮肉。

「フランケンシュタイン」に近い印象があたしにはある。

「品種改良」の名のもとに「倫理」を失くしたら、「暴走」しかない。

馬は好き。

競馬は嫌いだけど。

「早く走る」ってことが「第一目的」だから、心臓だって、脚だって、「早く走る」ように造られる。

家畜の肉が美味しくなるように、養殖の魚が美味しくなるように、少ない労力で野菜がたくさん取れるように「品種改良」という名のもと、色んなことが試されてる。

農大の「残渣をいかに鶏の餌に繋げるか、そこから、低コストでどれだけの利益があがるか」のレポートは正直おぞましかった。

知ってその餌を食べていう鶏を食べるならいいけど、知らないで売り場に並んでたら、ちょっとゾッとする。

「繁殖」のことについて、数が莫大に、かつ、真剣に出版してあるものって「馬」なのよね。

「Il mago di dormello」「ドルメロの魔術師」と呼ばれたイタリアの馬産家であり調教師。のちに上院議員。

Federico Tesioの書いた『BREEDING THE RACEHORSE』単純に読み物として面白い。

どのように遺伝していくかのくだりは、ミステリーを読んでるかのようで興味深い。

その中でも一番は・・・という話は、人の力ではどうにもならん「神の手」が働くのだな・・・と思ってしまう。

「フランケンシュタイン」を造ることすら「神の御業」と言われたらそれまでだけど。

「繁殖」に繋がる「遺伝」の話は、「馬」だったり「ショウジョウバエ」が参考になる。

もうちょっと理数に強かったらなと思うあたしである。