凧の尻尾

とおい昔

うちのおかんの習っていた算数の女の先生が、頭を抱えて悩んでいたそうだ

「おかしい、おかしい・・・計算上はあっているのに、なんで凧があがらないの?」

そこにガキ大将が現れて

新聞紙をぴりっと破ったものを、凧のお尻にくっつけた

なんと、凧はみるみる空に登っていったそうな

世の中、計算でも理屈で考えても、収まらないこともある

とにかく脚を細く切らなくちゃって、毛玉を取ってる間に時間になっちゃって、シャンプーも出来ない間に、また次の日がくる。

シャンプーしなくても、とりあえず少しでも細くしちゃえ。

そっから洗えば、少しは何とかなるだろう。

このところ、あたしの頭の中を悠々と飛んでいるのは、新聞をピリピリと切り取って作った尻尾をつけた凧の姿。