お墓に蝶々

おかんが死んでしまってから月命日に墓参りに行っております。

ほんと懲りもせず。前後することはありますが。

さすがに墓石の前で酒を飲むのはやめにしました。ベランダから心配そうにあたしを覗かれるほうが心配になりまして。

途中のお酒屋さんも哀れみであたしをみるようになってましたし。おほほ。

寺、自宅から歩いて15分くらいなんざんすよ。

諸事情で車できております。もれなく付いてくるシュナーズ。

「声で×××さんだとわかったよ~」

声というのは「犬の声」でございますね。仕事帰りでございました。

若住職は「川崎大師」にお勤めでございます。

コロナの話になりまして・・・・

「毎日、こ~んなでっかい厄除けの護摩を焚いてるよ~」

・・・いくらかかるんでしょうかねぇ・・・護摩を見る度に、あぁ・・・いくら燃えてる、あぁ万札が飛んでると思ってしまうんでございます。

「気合でコロナにはかからない」と若住職

「そうだよねぇ、気合の問題だよね~川崎大師でコロナっちゃたらまずいもんねぇ(これから稼ぎ時ですし)」

「・・・厄除けがメインだからねぇ」

この坊、天然でございます。

厄除けメインの寺で「厄」だしちゃねぇ・・・まして本人がコロナを持ち込んだら、その後の出世は・・・でございます。

あたしは仏花が嫌いなのでございますよ。庭の花を生けられたら最高でございますけどね。

蝶々がひらひら飛んできて。

思う事はいろいろございますが、死んじまってからやっても意味なんてもんはございませんね。残された人間が満足の為にやっているにすぎないと思うからでございます。

生きているうちにやるべきことはやらねば・・・ね。

シュナーズがいてくれる・・・それだけがすべて。