唐沢小町

朝、スラ太郎ちゃん一座を連れて公園へ。

公園へ行く途中、転倒してるご婦人を発見。

車の往来が激しい道路。

シュナ―ズを繋いで、ご婦人に状態を尋ねた。

腰を打ったらしく、膝も擦り剝けてる。一応立てるけど、ヒビが入ってる可能性も大。

ご自宅にどなたかいるかと尋ねると、いとこは整形外科に行ってしまったし、孫は小学校に行ってしまったからおひとりだという。自宅側に友人がいるので・・・というので連絡をした。

本当はご友人がくるまで、待っていたかったけど、仕事もあるしご婦人を町内会館前の椅子に座らせて後にした。

振り返ったらもうご友人がきたようで安心した。

・・・神様がいるのなら

物々交換をしてもらいたいんだ。

傲慢だっていうかい?

あたし、ひとつ徳を積んだんじゃないかって思うんだよ、神様?

なんで、あたしに難題ばかり与えるんだい?

楽な問題にしてくれたっていいじゃないか。

それとも難解な問題なほうが、傲慢なあたしには

解けた時の達成感が得られると?

帰り際。道にご婦人のいとこさんやら、ご友人が集まっていてこれから整形外科に行くところだという。

かなりのご高齢なご婦人だと思うけれど、矍鑠としていて

「昔、このあたり一番の別嬪さんだったんだよ」とのこと。

そっか。小町さんだったか。

何も考えず急いでご婦人に駆け寄ったけれど、ご近所の小町さんを助けたよ。

もし、天から全てを見ているというのなら、今日の行いもポイントに貯めといてよ。

オマエノ イヌ ガ マイニチ ワラッテ イラレルダケデ ジュウブン ダロ

そう、言われた気がした。