古き良き時代・・・って訳しますわね。
あたしの大好きなケーキ屋さんの名前にもなってる。
ザ・手バリカン 通称手バリ。
昨日、仔犬ちゃんの生まれたお友達が遊びに来てくれてた。
スラ太郎ちゃんの耳の毛をあちしが「手バリ」で切ってたら
「(仔犬の)胸とか癖のある毛とかに使えそう」
よござんす。
・・・在庫があるざんす。
もともとはね。うちのお里の姉やんがあちしにくれたの。
あちし、嬉しくて嬉しくて、抱っこしてねた。初めてのトーシューズやブラバンの子の初めて貸し出されるトランペットみたいなもんね。
しかもね。
この「手バリカン」東西ドイツに分かれていた時の「ゾーリンゲン」製品だったの。
「占領下の日本製」に近いわけよ。これがマイセンだったら大騒ぎ品だわよ。
あちし、手バリが壊れちゃうのが嫌で、オークションや蔵出し品を買い足しておいたの。
(注)一つ持っていたら通常は一生ものです)
仔犬ちゃんに使ってもらえるならと
在庫をプレゼントしたのだ。
「道を知っている」というのと
「その道を歩いてきた」というのでは月とすっぽんなのだ。
シュナと共に歩んできてくれている人に
「バトン(歴史)」を渡せたら
それは、知識であったり道具であったり。
あちしは「道を知っている」だけで「道を歩いている」わけじゃない。
人が造ってくれた「道」を
物見遊山で眺めているだけ。歩いてすらもない。
あちしは自分の立場はよくわかっている。
古き良き時代。これからも、このさきも。
受け継ぐものは受け継いで。
受け継いでならないものは、受け継がないで。