雨を見ながら昔の映画を思い出したりしてね。
「心の旅路」・・・記憶喪失物語の走りと申しましょうか。
記憶を無くしてた時に出会った踊り子と結婚するんだけど、車に跳ねられて「結婚している間の記憶」がすっとんじゃうのね。
元踊り子の奥さんは必死に探して旦那を見つけるんだけど、旦那の記憶はないわけ。
その旦那の「秘書」になって、「自分ではない違う女」と結婚する予定の旦那を支えてる。
子供ってさ。
突然思いついて「わんわんほしい」とか「ねこちゃんほしい」とかやるじゃん。
まっ、それが年食った女がなんか思いついて彼氏に手のひらサイズの仔犬を欲しがったりするのと変わらんのだけどさ。
小学生はさ、「さんぽもする」とか「めんどうみる」とかいうけど、大概は自分の遊びに忙しくなって、犬は昔だったらつなぎっぱなし。今だったらケージにいれっぱなし。
犬はさ。ずっと待ってるんだよね。自分から飼い主の興味が他に移ったとしても。
ずっと、ずっと、ずっと。
「心の旅路」原題は「Random Harvest」
最期はハッピーエンド。意図しない収穫・・・実り・・・そんな感じなのかな。
どれだけやっても、シュナーズからもらう愛おしさにはかなわない。
生きてる子も、亡くなった子も。
若い子も、老いた子も。
みんな、みんな愛おしい。