今日は梅を拾った日。
あたしは犬より猫のほうがもともとは好き。
神秘的で、つかみどころがなくて、犬みたいに尻尾を振るということをしない。
それは、表向きで、実際は愛情深く、距離を持って、つきあってくれる。
犬は人間から発せられる、体臭だったり、ホルモンだったり表情だったりで相手のことを理解することが多いように思う。
猫は人間の「額」のあたりに住んでいて、精神に反応する。人の気持ちの数歩先を歩いてる。
犬や猫の暮らしは、犬や猫にとっては「一生」の話だけれども、人間にとっては「一生」の「一部」に過ぎない。
思い描いていたことと、もう、取り返しがつかないほど、離れてしまった。
あたしは、猫と暮らしたかった。
ずっと猫と暮らしたかった。
梅、ありがとうね。
大変だったけど、なつかしい。