さみしいなぁ

別に競馬のものすごいファンではないけど。

馬は好き。

ディープインパクトが死んじゃった。

頸椎骨折のため安楽死だって。

一番新しい情報だと、ディープインパクトの死因である首を痛めた原因は毎年200頭以上の種付け、種付け頭数に起因があるのでは・・・という見解を示したそうだ。

「安楽死」

「骨折で殺されちゃうのか」って思う。

だけど、あの重い馬体を骨折した脚で支えられるのだろうか?ふと、思った。

一時の「感情」で「ひどい」とののしるのは簡単だけど。

近所の猫が先々週「安楽死」を選択した。その話を聞くだけで、胸が苦しいのに、「馬」の世話をしてきた人たちはどんな想いで「安楽死」を選んだんだろう。

一番苦しかったのは、傍でその「選択」しかなかった人たちなんじゃないのだろうか。

Whiskyの障害の時に手に負えないようなら「安楽死」という言葉が出た。同じような障害を持った犬は保健所で「安楽死」されていた。まず、理解出来ないからだ。今なら、多少知らべればわかるかもしないが、机上の理論ばっかりで、医者すら実際に「見たこと」などないのがほとんどだ。

私は「安楽死」という選択は選べなかった。だから、「馬」の「安楽死」は過剰反応してしまう。

好きで「馬」の道に入ったのに、その「馬」を殺さなくてはならないんだ。

「馬」は「脚を骨折」をしたら「安楽死」しか「選択」がないんだ。

「馬」は「脚」をやられたら、血がまわらなくなってしまうから。

治療をしたとしても、予後は良くない。ほとんど「衰弱死」だ。

「競馬」は「残酷」な賭け事だ。

「お金」の為にだけ「作られる」

色んな言い訳はあるだろう。理屈はあるんだろう。

だけれど、所詮は「賭け事」のみのために「生産」される。

「安楽死」しか、「選択」がないのなら「競馬」なんてなくなってしまえばいい。

もし、それが出来ないなら「脚」を酷使せずに済むようにしてほしい。

年間200頭以上の種付けって何?

一年は356日なのに、「2日に一回の種付け」って事?

それじゃ、腰だって首だって疲労骨折したって当たり前じゃないか。

でも、人は「出来上がったもの」しかみない。どれだけの数が淘汰されているなど、「競馬」には関係ないから。

「光」の当たったところしかみない。

「影」は関係ないから。

ディープインパクトのお世話をしてきた方々、お疲れさまでした。

とても「品のいい馬」だったそうです。

「馬」だったり「犬」だったり、人の気持ちに寄り添うことが出来る「生き物」

なんで、世の中に存在するんだろうか。

それは、きっと、「人」は裏切ってばかりだから

「こういう生き物も存在するのだ」と知らしめる為なのだろう。

・・・愚かな人間を赦してください。

ゆっくり、やすんでね。