またひとつお店がなくなった

うちのシュナーズがお世話になっている椎茸屋さんが二つ。

両方とも静岡のお店。

そのうちの修善寺の問屋さんがお店を閉じられることになった。

伊豆の椎茸は世界的にも有名なんだそうで、椎茸の人工栽培を始めたのは伊豆なのだそうだ。

国産と書いてあっても、実は違うということもあって。

勿論、味も香りも違う。

用途で選べばいいと思うのだけど、私は母の癌治療の為に、抗がん剤と一緒に干し椎茸、根昆布を使っていた。その経験からシュナーズにも「健康」為に購入している。産地は外せない条件になる。

私のはいいのよ。変な話どこでも。

シュナーズに使う分は未病にする為のものだから、必ず確認しないと。

この異常気象で椎茸が取れないのだとか。大分もそうだし、どこも高騰している。

在庫のあるものを追加で急いで送ってもらった。

この問屋の店主さんは一見さんにも、常連さんにも、とても真摯に対応してくださる店主さんで。

数年前に購入したものすべて記録されていて、必ず一筆メッセージが入っている。

ここ数カ月は「芽切り椎茸」を購入していて、生命力がある分灰汁も強いという椎茸で、いつも丁寧に食べ方だったり、戻し方だったり、季節に応じたメッセ―ジをくださる店主さんだった。

「花どんこ」なんて本当芸術品。

お米も椎茸も昆布も。

いったいどこに向かっていくのだろう。

また一つ文化が消える。