心の鬼

最初の一歩が肝心。

最初の一歩を踏み間違うと、残念ながらやり直しは利かない。

人間というのは「学習」する動物だから、最初の印象が悪いと、残念ながらニ度目はない。

「これではダメ」は最悪の言葉で「心の殺人」になってしまう。どこにも「鬼」が潜んでいる。

「ダメ」は「駄目」と書く囲碁用語。どうやっても双方黒白が「一目(陣地)」にもならない価値の無い着点。転じて価値が無いとか意味がないとしょうもないとか、そんな使われ方。

囲碁だったら最初の「一手」はゲームの始まりで巻き返せるチャンスはあるけど、人間関係の「一歩」はなかなかやり直しは厳しい。

「これではダメ」は他者に対して「拒絶の言葉」になってしまうのだ。

最初の一歩を間違わないようにしてはいる。

自分がいわれたら嫌なことはしないように、相手の立場、相手の辞書を使って、相手の理解できる言葉で伝えようと努力はしている。届くかどうかは別として。

心の鬼を追い出そう。

「なんで」とか「あたしばっかり」とか「貧乏くじ」とか。

そんな心の鬼を追い出そう。

あたしに出来ることをしよう。

回りまわって、弟たちやシュナーズが困った時に、道を照らしてくれるように。

あたしにしてくれなくていいから、弟たちやシュナーズを助けてほしい。

でも、それすらも「心の鬼」