鳥と鶏

シュナーズ用の鶏レバー。

脂を取る。執拗に取る。

そして洗う。

そして煮る。

というか湯がく。

1㎏の鶏レバーをさばいてると、「あぁ・・・この鳥、気が小さかったんだろうな」とか「この鳥、きっと上のケージで育てられたんだろうな」とか、「これ脂肪肝だよね?」とか。さすがに平飼いの鶏レバー1㎏は買えない・・・・グラムいくらですか?って感じ。

鳥から「鶏」にかわるのは、この瞬間。

「鶏肉」の出来上がり。

これを凍らせて必要な時に解凍。

気分は複雑。新鮮な「臓器」を目の前にするとなおさら。流石に若いから「腫瘍」なんてない。ただ「心臓(ハツ)」や「肝臓(レバー)」の中の血が固まったのをみると酸欠で死んでるのかな・・・とか、etc・・・・

命をシュナーズのために「いただきます」

レバーくだしゃい。

ご飯に入れてあげるから待っててね。

まだかな、まだかな・・・とご飯が冷えるのを待つSarahぺっこ。

たまに食べるから楽しみだね。

ついつい麻痺しちゃうけど、鶏も豚も牛も殺されて市場に並ぶ。

感謝していただかないとね。

美味しい、美味しいって食べてあげないと、死んでいった子たちが報われないね。

食は祈り。

今日も感謝していただきます。

美味しく召し上がれますように。