兄弟喧嘩

・・・・スラ太郎や。

お前の気持ちは痛いほどにわかるのだよ。

でもね

あいだに入るあたしはね

どうしてやったらいいかわからなくなるのだよ(←弱気なふり)

あんまり、スラ太郎がウィちゅきーに吠えるから、ウィちゅきーが今朝「キレタ」

両手を噛まれた。

牙が入ったのは二か所っぽいけど、内出血としびれが。

不平を言っただけだった。たまたま、噛んでしまったのだ。

「突発性激怒症候群」の発作ではなくて、たまたま

「もう、ボクは嫌なんだ」

と、「当然の出張」をしただけなのだ。

スラ太郎さんは、ずっと不安を抱えてる。

印象だけど、「置いていかれるんじゃ」「どこかに連れていかれるんじゃ」

・・・瞳孔が開くのだ。目をパッと見開いて、全身全霊で言葉を理解しようとする。

車も最初は「大嫌い」だった。

いまは「大好き」になったけど。

犬は「最初の飼い主」を決して忘れない。

だから、あたしは「最初の飼い主」との戦いになる。

あたしは「最初の飼い主」より、幾分「上」になったらしい。

だから、

「あたしから離れたくなくて」全身全霊でおしゃべりをする。それは、結果的には「鳴く」とか「吠える」とか「唸る」とか、一般的には「うるさい」と一喝されてしまう行為にしかならないのだけれど。

ウィちゅきーは「理解」している。

だから、スラ太郎が何を言っても静かにしている。

だけれども、今日はスラ太郎さんが「やりすぎた」

「スラ太郎」に向けてではなく「あたし」に対する抗議。

そして、たまたま「噛んじゃった」

あるシュナウザーの兄弟を譲って貰おうと考えてたのよね。

だけれど、こんだけ「兄弟喧嘩」状態を見ていると、あの時に間違った選択はしなかったのかな?とも思う。おほほ。

噛まれたら「野戦病院」の手当だわ(笑)

即、水洗い、イソジン、患部に湿布、ロキソニン。

これ、保護猫活動(みなしご庵の亭主さん、この方は蹄葉炎の馬をもう何年も育ててる)をやっている人も同じこと言ってた。だから、びっくりしたわ。

机上の理論はいくらでもある。

だけど、実戦でやっている人の強みもある。

うちのお里の助言も「実践」ではなくて「実戦」

あたしは本質的には「直感」で動くんだけど、親の育て方の関係で「頭」で動くところがある。いいも悪いも。

あらためて「実践」と「実戦」の必要性を感じたわ。

犬のことは「頭」で考えるところが多い。知らないから、自信がないから。

おかしいな(笑)、あたしは「叩き上げ」人間だったはずなのに。「マニュアル」なんて全く信用していないのに。いつから、こんな弱い人間に成り下がったんだろう。

お前たちにとって「安心」出来る存在でありたいよ。