うちの藍リンは「あんみつ姫」だった。
同じ「姫」でも、「あんみつ姫」
昨夜、19時過ぎ、うちのシュナーズのご近所さん、ミニチュアダックスのアクアちゃんが、お空組になりました。
乳腺種を患う事3年。3回の手術。おっぱいは全て無くなりました。すごい傷だった。今年に2月には子宮蓄膿症、10日前には内出血といろいろだった。
アクアちゃんはね、最後まで「女王様」だった。とってもきれいなミニチュアダックスで、「偉そうにいつも吠えてごめんなさいね」っていつもママさんは笑いながら散歩していた。
お茶をしに寄らせてもらったり、サプリのお裾分けをしに行った時に吠えられることなんてなかった。ダックスだもん、吠えるのが仕事。
13時に荼毘に付されるって事をうかがったので、その前に最後のご挨拶に行ってきた。
アクアちゃんにふさわしい、お花を持って。
「春のお花なんだよ」って、お店のマダムが選んでくれたのは「ラナンキュラス」ラナンキュラスの黄色の花言葉は「優しい心遣い」冬に春のお花なんて、なんて暖かいんだろう。
「女王様のような子だったから、女王様のようなアレンジにして」とアレンジをお願いしたら、とっても素敵な「優しい」アレンジにしてくれた。
ピンクのバラ、多分、イブ・ピアジュ。ユーカリ、ダリア、ラナンキュラス、ビバーナムティアスベリー・・・
その他に、バラのブーケを作ってくれたの。「ウエディングにはもう使わないから」って。イングリッシュローズのアレンジメント。アクアちゃんを荼毘にふす時に入れてあげてって。
アクアちゃんのママがね、「子供も産んでないのに2個も胸を取る」って3年前に短歌?みたいなものを書いておいたのを見つけたって。アクアちゃんのママの気持ちに、号泣。
ママが仕事に行っている時。カーテンの隙間から外をずっと見てたって。その後ろ姿をママに見せたいからって、息子さんが写真を残していた。そんな姿、絶対、ママには見せない。心配しちゃうからね。
ずっと ずっと ずっと ママを待っていたって。ちょっと高い家から下の通りを。
その写真をみて、更に号泣。とても、とても優しい女の子だった。
残念ながら、アクアちゃんのお写真はない。シュナーズとかち合うと吠えあっちゃって、写真どころではなかったのだ・・・
花嫁さんの春色のブーケを持って、アクアちゃんはお空に向かいました。
散歩の帰り道に焼き場に寄ったけど、もう、アクアちゃんは帰った後だった。
アクアちゃん、またね。