カフェよりも茹でたてのそら豆の香り

用事を済ませて、そごうに向かう。

朝、トマトジュースしか飲んでなかったから「JEAN FRANCOIS」にて朝食。

本当はうどんか、蕎麦が食べたかったんだ。この時点で横浜駅で探すのがもう面倒くさくなってた。

そごうが開店までしばし休息。と言っても10分程。

BGMに「巴里の空の下」と、もう二曲くらい聞いてから出たから、そんなもんだろう。

朝食800円ほど。これを安いとみるか高いとみるか。

疲れたから座ったけど、一口食べたら、シュナーズに申し訳ない気分になった。

「贅沢した優雅な」気分と、「贅沢しちゃって申し訳ない」気持ちが交錯する。

このお金あったらウィちゅきーの薬買えたのに・・・みたいな感じ。

もちろん、最優先で二か月分はつねにキープしてる。

立ち食いならまだしも、座ってあたし、何してるんだろうって。

そごうでホワイトデーのお返し、香典返しetcを調達・・・・荷物の多さに質の悪いホストみたい・・・と自分自身で可笑しくなる。

昨日の夕方ウィちゅきー発作。

そんな時は傍に居て話しかけつづける。

お肉に薬を入れて食べさせて、頭を撫でながら傍に居る。

予想はつくけど、予想の日にどうしても外に出なければならない時は、すごく不安になる。

カフェの香りより、ウィちゅきーの足の裏の茹でたてのそら豆の香りが愛おしい。

2歳前から出始めて、この子が死ぬまで続くのだろう。

この子が天に召すまでに、何回これが起るのだろう。

あたしは何回この子の傍に、いられないのだろう。

この子が発作が起きているときは、あたしは必ず傍らにいてやりたい。

茹でたてのそら豆の香りはお陽様の香り。

ウィちゅきーはあたしのあたたかいお陽様。