こんな夢をみた

こんな夢をみた・・・・

夏目漱石やな。『夢十夜』や。ほんと、世紀末色一杯の作家やった。途中から変わりよるけどな。

こんな夢をみた。

もう、ずいぶんと たつけど。

あたしの麗しのキーユ。

目の中に入れても、モーマンタイな

キーユ。

ある日、キーユがこんな前かけをして

これは夏前にみぃちゃんにもらった「前かけ」お酒屋さんの。

秋になったから使おうと思って出してきた。

・・・で、こんな前かけをして、二足歩行で

「豚と大根の角煮」を旅館の台所みたいなところでこさえてるの。

あぁ・・・・あたしのボコボコにカットしたところが「リフォーム」もとい「訂正」されている。

・・・で、その一生懸命こさえた「角煮」に「和からし」を添えてキーユがお運びをしてきてくれたわけ。その姿のなんとかわゆらしいことか。

・・・で、そのかわいらしい「角煮」があたしの前に差し出されたわ。

・・・で、あたし、頂こうと思ったその時よ。

キーユが両手を合わせて

「では、いただきます」

って食べちゃった。

・・・で、どうおして、カメラで撮ろうと思うと被写体に「乗る」の?

スラ太郎さん。

今回、謎だった箇所もばっちり写真に収めたわ。

お鬚は「ふんわり」を覚えておくように・・・と言われていたのに、だんだん切り損ねて

「ここ、いらない」と短く切り戻し。

薔薇の選定もそうやって出来るようになったんだった。怖くて切れなくて、だんだん花をつけなくなった。

自棄にになって、思い切り切ったら、大輪の花をつけた。

キーユ、藍が死んでから、カメラを向けると逃げちゃうようになった。カメラが「魂」を吸っちゃう道具だって知ってる?

かわいい、あたしの黒曜石。

かわいい、あたしのお猿ちゃん。

かわいい、あたしのワルキューレ。

・・・こんな夢をみた。

あたしとキールと藍が川の字で寝ている夢。

そんな夢みたいな「夢」

・・・・命日は堪えたのに、きついなぁ。