床屋さんの赤と青と白

私、舞台や映画、美術館や博物館・・・そんなものが大好きだった。

ちょっとね、ひと昔の前の話よ。酔っ払いの戯言だと流してね。

実在したバロック時代のカストラート歌手 ファリネッリの生涯を描いた伝記映画よ。

カストラートってね、ボーイソプラノの高音部を維持するために、声変わりする前に去勢を子供に施すの。やり方については最後に書いておくので、興味のあるかたはどうぞ。

これは19世紀末まで行われていたの。音源だけは残ってる、最古のカストラートのCDを私も持っている。

医学部で最古といえば「ボローニャ大学」ここは世界で最初に解剖学の授業と実習を行った学部。かように、現在の「イタリア」とよばれている国の昔は外科の先進国だったの。

「カストラート」にすべく外科手術を行っていたのは実は「床屋」さんだったの。床屋の赤、青、白のマークは「動脈」「静脈」「神経」と言われているわね。「床屋外科」っていう職業があったの。刃物を使うし、瀉血なども行ってたらしい。ボローニャ大学のある外科医の「去勢術」が注目され、それをみんな真似していったんじゃないのかしら。

同じ「髪」を切る商売に「美容院」があるわ。

「床屋」と「美容院」

友人がね、1000円カットに行ったの。そこには「床屋」さん・・・理容師さんのおばあちゃまがいたの。そのおばあちゃまはカットするとね、何カ月たっても「形」か崩れないの。とても地味だけれど、誠実で。切った直後は大した事がないの。でもね、「形」が崩れない。とても自然で。

「美容院」の美容師さんは、最先端のカットにしてくれるわ。横文字ばっかりを使って。その時はとってもきれい。無駄に自信もあるのね、特に看板をしょっているところは。だけれど、家に帰ってしまうと、ボリュームを出したところはひしゃげたりして。私が行ってた美容院は最先端のお店だったけど、とても「床屋」さんよりの美容院だった。担当の美容師さんがアレルギーで仕事を辞めてしまいその美容院とも縁が切れた。

そもそも、立ち位置が違うのね。「床屋」と「美容院」では。

みぃちゃんに「快適が一番」って諭されて(笑)

シュナのママミング「床屋」を目指そうって思うのよ(笑) 「動脈」「静脈」「神経」をしっかり考えてね。お里のお姉ちゃまにも「ナチュラル」にって。一番難しいの無為自然が。

そうするには、まず肝臓を鍛えなきゃ(笑)

そういや、みぃちゃん解剖学の試験だってね。頑張ってね。さっきみたの馬?

みぃちゃんに美味しいとうもろこしを貰ったの。シュナーズの晩御飯になりました。

本日もみなさまのご好意で私、シュナーズ、生かされております。

どうも、ありがとう。

去勢の仕方

1)まず、生殖器を柔らかくするために、子供をミルクの風呂に入れる。

2)麻薬のアヘンを使って麻酔をする。

3)麻酔がない場合、頚動脈を圧迫し、子供が昏睡に陥ったところで手術をする

4)鼡径部を切開し、そこから精索と睾丸を引き出す。

トルコのハレムの宦官はでは睾丸を噛んでつぶしてって・・・・ギリシャを旅行してた時に聞いたけど、羊の男の子を去勢しているおじさんの話だったから、人間にもそうしていたかは、確認取ってません(笑)