しあわせだったといいな

今日はしろいのの命日。

しろいのには、心臓と腎臓の関係。

心臓病は喜ばしてはならないこと。

薬のタイミング、色んなことを学ばしてもらった。

保護犬って言葉も好きじゃない。

引取れば、結局、金儲けの為の虐待まがいの犬が増えるだけだから。

「この線から出たらいけないよ」と言えばきっちり約束を守る子だった。

きちんと座って待ってる子だった。

与えられてたのは餌はドロドロに水でかさまししたフードで、栄養が無くなると犬は、肉球すらも萎むってみんな知ってる?

ずっとゲージにいれられっぱなしで、立って寝るしかなくて、横になるってことを知らない犬がいるってことみんな知ってる?

どんな状態の家で、どんな親から、どういう扱いを受けてきたか、確認してから犬を譲ってもらえば「虐待という悲劇」は少なくはなると思う。人間だから無くなるという事は決してないだろうけど。

そんなことは知りたくない、どうでもいいという人もいると思う。それならせめて迎えた犬を最後まで愛してあげてほしい。途中で投げ出すのではなくて。

たとえどんな飼い主だったとしても、犬は飼い主を許すし、飼い主だけが「世界のすべて」だから。人は他者を許すという行為がとてつもなく困難なのに、犬は疑いもなく許してしまう。

絶望して自ら生きることを止めてしまう子はいるけれど。

しろいのがしあわせだったと少しでも思ってくれてたら・・・と思うのはあたしのエゴで。

ふうちゃんがご飯を美味しく食べられて、毎日日向ぼっこが出来て、暖かい寝床と心臓が維持できる薬。あたしがその時に出来ることはしてきたつもりだ。

振り返れば、もっとしてあげられたこともあったね。

ベッドに抱えて、歩いて山を下って毎日病院に通って、山を登って戻ってきた。

そんなことも懐かしいや。

ふうちゃん、またね。