神はサイコロを振らない

アイシュタインの有名な言葉。

相対性理論を使ったら、生きてるお母さんや、藍ちゃんを観ることができるんだなぁ・・・・

と考えてたら「神はサイコロを振らない」という言葉が蘇ってきてしまった。

同じ材料を、同じように調理して、同じような熱量で、同じ人間が調理する。

理論上は「同じもの」が調理される。

が、実際は「同じもの」にはなりえない。

Aのパターンに出来上がるものX%、Bのパターンに出来上がるものY%

餃子なんてそのいい例で、焼いてみると、上手に焼けるときと、破壊的に失敗の時がある。

それは何故か。

実は我々の知り言えない「何某かの物理量(隠れた変数)」があるのではないか?

偶然とか、確率ではなくてそこにはあたしたちの知らない「物理には法則があり、決定されるべき数式がある」・・・だから「神はサイコロを振らない」

サイコロの目が出る確率は六分の一だけど、そもそも神様がサイコロなんて振るわけないじゃんってことになる。

アインシュタインはユダヤ人(ユダヤには国が無いので『ユダヤ教』を信仰する人を『ユダヤ人』としている)だから、ユダヤ教を信仰してるはずなのだけど、ラビに質問されると「私の神はスピノザだ」って答えているのよ。

スピノザにとっての神は「自然」なのね。

とても老荘思想に似ていて面白い。

化学と神は相容れないはずなのに、とても面白いと思う。

アインシュタインにとっても「自然」が重要なのね。

あたしは全ての事象は化学反応だと思ってるけど、「自然」は敬ってしまうもの。

美学美術史を専攻したかったなぁ。

やっぱり面白い。