手のなるほうへ

この子達は一体何をみているのだろう。

この子達の「世界」は、私の「目」を通してしかみることが出来ない。

この子達の「瞳」に映るものは、全て、私が「選択」したものだけ。

「約束」はもうお前たちとはしないよ。藍にはずっと謝ってばかりだった。

約束だよって、ずっといいながら。

約束を守れない私を

それでも、澄んだ「瞳」で私を見つめてた。

で、↓これ

初心者アジリティ用器具。

幸い、家の中でも、庭でも走り回れるんだから、みんなと遊ぼうかと、プチっとしてみた。

Sarahちゃん、ずっと、ねえねと遊びたがっていたよね。

涼しくなってきたから、一緒に遊びませんか?

ねえね、昔はとっても駆けるの早かったんだ。うひよぅ~って顔をしたね。

ねぇ、Sarahちゃん、手のなるほうへ、走っておいで。

そうしたら、ねえね、ありがとうって抱きしめるから。

走ってきてくれて、ありがとうって。