憎めないアイツ

・・・ドアを開けて入ったら、私の枕に頭をのせて寝ていたSarahがビクッて頭をもたげた。

はて?

うん?・・・ん?

うっすらと茶色のシミが。

ねぇ、Sarahちゃん、このシミなあに?

Sarahちゃん知らなぁ~いぃ。

珈琲が減っているんですけど。

ねぇ、Slash、Sarahちゃん、飲んでなかった?

・・・僕にふらないでよ。

Sarahちゃん知らなぁ~いぃ。

・・・ちょっと、席を外していたら、やられました。

Sarahに。

ドアを開けて入った時のSarahの顔があまりに面白くて。

ほんと、表情豊か。

お鬚が筆のように、珈琲につかり、そのまま枕の上へ。

枕の上に証拠が。

Sarahは何しても憎めない。

しょうがないなぁ。Sarahじゃ。・・・で、終わってしまう(←甘すぎや)

何をしても憎まれないというのも、美徳の一つだと思うわけです。

・・・明日、髭を洗おう